2020年11月21日土曜日

ポワロは面白い36 黄色いアイリス「The Yellow Iris」

 

☆黄色いアイリス「The Yellow Iris

(1993年制作、ピーター・パーパー・フレミング監督、

脚本:アンソニー・ホロヴィッツ、撮影:ノーマン・ラングレー、

音楽:クリストファー・ガニング、原作:アガサ・クリスティー

デビット・スーシェ、ヒュー・フレイザー、ポーリン・モラン、

デヴィット・スロ―トン、ドリアン・ヒーリー、

ジェラルデン・ソメルビル)


 アルゼンチンパンパにいるヘイスティングスに逢うために、

ブエノスアイレスに滞在するポワロは、レストラン白鳥の園で

毒殺事件に遭遇する。

 

政変のクーデターがおこり、ポワロは強制送還という理不尽な

扱いを受け、屈辱の帰国を遂げるという、苦い思い出の

エピソードからスタートする。

 

2年後のロンドンにレストラン「白鳥の園」がオープン、ポワロの

マンションの郵便受けには、黄色いアイリスの花が一輪、

当然事件の臭いを感じたポワロは、レストランの

オープンへ駆けつける。

ポワロの未解決事件が再現されることになるのだが、、、、、、。

 

新たに起こった毒殺殺人、ところがこの殺人はブエノスアイレスで

殺されたアイリスの妹ポーリンが、ポワロにアイリスの花を送り、

協力を依頼したものだった。


亡くなったアイリスは、ソブリン石油の経営者バートンの妻、

バートンは事件の解決をしたいと再現をしようとするのだが、、、、、、。

 

ポワロが、ブエノスアイレスのヘイスティングスを訪ねた際に遭遇した

事件だったのだが、2年後のロンドンで雪辱を果たすという作品で、

事件の解決方法もいかにもポワロらしいトリックとなっている。

 

アイリスの妹ポーリンの相続する遺産を、採掘権でほとんど

使い果していたバートンが、金に困り妻のアイリスを青酸カリで殺し、

妹ポーリンも殺害しようとしていたことを見破られる。

 

ポーリンの遺産は21歳になるまではバートンが管理しており、

その管理していた遺産も使い果たしていたということをポワロは

突き止める。

 

イギリスには料理が無いというのが持論のポワロだが、エンディングでは

イギリス名物フィッシュ&チップスを美味しそうに頬張るシーンで

エンディングとなっている。

 

確かに揚げたてのフィッシュ&チップスは美味しい。

日本にもフィッシュ&チップスの美味しい店があればよいのだが、、、、。

 

“ポワロは面白い”☆☆☆

 

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