2021年8月28日土曜日

ポワロは面白い65 オリエント急行殺人事件「Murder on the Orient Express」

 

☆オリエント急行殺人事件「Murder on the Orient Express

(2010年製作、フィリップ・マーティン監督、

脚本:スチュワート・ハーコート、

♪:クリストファー・ガニング、クリスチャン・ヘンソン、

原作:アガサ・クリスティ

 デビット・スーシェ、トビー・ジョーンズ、ブライアン・J・スミス、ヒュー・

ボネヴィル、デヴィット・モリッシー、ジェシカ・チャスティン、

バーバラ・ハーシー、ズサンネ・ロータ、アイリーン・アトキンス、

マリー=ジョゼ・クローズ、スタンレイ・ウェーバー、エレナ・サチン、

ジョゼフ・マウル、サミュエル・ウェスト、ドゥニ・メノーシェ)

 

原作出版75周年を記念して制作されたドラマである。

1974年製作の映画

・「オリエント急行殺人事件:Murder on the Orient Express

が、エンターテイメント色溢れた豪華キャスティング、濃密なストーリー構成で、

世界中でヒットした印象が強く、果たしてどのような作品に仕上がるのか、

興味深かったが、映画版とは異なり、敬虔なカトリックという

ポワロの宗教観が色濃く出た作品となっている。

 

ストーリーは良く知られており、今作でも大筋は原作通りだが、

オリエント急行に乗車する前の事件や鞭打たれる女性を見かけた

ポワロの言葉など、ポワロの宗教観が読み取れる。

 

トルコからフランスへ向かうオリエント急行に乗り込んだポワロ。

アメリカの富豪ラチェットから、警護を頼まれるポワロだったが、

断るポワロ。

 

大雪で立ち往生する列車内でラチェットが殺害される。

今作では窮地の車掌長プークから捜査を依頼されたポワロは、

この難事件に挑むことになる。

 

死亡推定時刻は夜中の12時から1時の間、刺し傷は12か所に及び

他の車両から事件のあった車両には入れない一種の密室だったこと、

降りしきる外の雪には足跡がないことなどから、ポワロは殺人犯が

車内にまだいると判断、乗客を食堂車に集め、捜査を開始する。

 

殺されたラチェットは、5年前に起こった少女誘拐殺人事件の首謀者

であること、そして乗客全員がその事件の関係者であることが

判明してくる。(1932年に起こったリンドバーグ愛児殺人事件に

ヒントを得て、原作は執筆されている)

 

12人による殺害事件というのは、キリストの十二人の使徒にも

通じるところがあるのかと思わせる内容で、過去の誘拐殺人事件の

犯人が、復讐されるという物語。

 

12目の関係者が全員犯人であることを暴くポワロが、犯人を

捕まえさせないというエンディングも印象深い作品である。

 

作品全体のトーンがちょっと暗く、犯人を特定したポワロが、犯罪を

明らかにするか否か、悩むシーン、最後は神にすがるという珍しい

シーンも描かれている。

 

オリエント急行として撮影された列車は、

・「青列車の秘密」

でも使用された車内と同じものとのこと。

また、スタジオでの撮影が多かったらしい。

 

作品としては充分楽しめるのだが、どうしても映画版と比較して

しまうと、スケール感、キャスティングの豪華さ、演出構成の

匠さ等、映画版の方に軍配が上がってしまうが、

・映画版100点

とすると

・ドラマ版85点

といったところか。

 

“ポワロは面白い”☆☆☆☆☆

ポワロは面白い64 ハロウィーン・パーティー「Hallowe’en Party」

 

☆ハロウィーン・パーティー「Hallowe’en Party

(2010年制作、チャールズ・パーマー監督、

脚本:マーク・ゲイティス、撮影:シンダース・フォアショー、

♪:クリストファー・ガニング、クリスチャン・ヘンソン、

原作:アガサ・クリスティ

デビット・スーシェ、アメリア・ブルモア、ゾーイ・ワナメーカー、

デボラ・フィンドレ―、マリー・ヒギンズ、ソフィア・トンプソン、

ジョージア・キング、イアン・ハランド、ティモシー・ウェスト、

フィネラ・ウールガ—、メーシー・ナイマン、リチャード・ブレイスリン)

   

アリアドニ・オリヴァが訪ねた友人の家、ハロウィンパーティーで

殺人事件を見たと話した少女が、死体となって発見される。

 

ハロウィンはケルト文化の流れをくむと言われ、英国発祥の

万聖節の前夜祭と言う位置づけ。

ドラマでは、カボチャのランタン、仮装、ハロウィンならではの

スナップドラゴンといゲームや、殺人に使用されるアップルボピングと

いうゲーム等が紹介されている。

 

明らかに殺人なことから、オリヴァは友人のポワロに助けを求める

という構成で、ポワロ登場となる。

殺人があったバトラー家に向かう列車の中で、造園家マイケルと

知り合うポワロ、到着したポワロは精力的に聞き取り調査を行い、

事件の真相へと迫っていく。

 

おぼれ死んだ女性、背中から刺殺された法律事務所の男性、

そしてメイドの女性の失そう事件等があったことを知り、

亡くなったマダム・ドレイクの叔母の遺産を巡る偽遺言事件が

あったことがわかってくる。

 

その後、ジョイスの兄レオポルドが死亡することで、

最初に亡くなったジョイスは誰かから聞いた話をみんなに話したもので、

ジョイスの兄レオポルドの死は、殺人に関わることを何か目撃したことが

動機となったと考えるポワロ。


鍵となる事実を知るミランダを探すポワロ、しかしミランダは

造園家マイケルに呼びだされ、毒を飲ませられる寸前で、

ポワロが駆けつけ救出される。

 

事件の概要を語るポワロ、ドレイク夫人は実はマイケルに惚れており、

金目当てのマイケルともしらず、盲目となってしまい、

殺人に関与していたと明かされる。


ドレイクは叔母にマイケルと交際していることを知られ、

叔母は遺言を書き換え、すべての遺産を親切に面倒見ていた

メイドのオルガに譲ると書き換えていたが、ドレイク夫人は

偽物だと弁護士へ訴えていたことが解る。

 

実は遺言書は本物で、2人はオルガを殺害、マイケルの管理する庭園に

埋めていたこと、叔母の殺害、ドレイク夫人の夫も殺害していたことが、

ポワロによって暴かれるという殺人オンパレードな事件。

 

ドレイク夫人に魅力が無く、ちょっと違うだろうという雰囲気、

若くて二枚目なマイケルとは全く釣り合いが取れなかった。

ミスキャストなことは、間違いない!


ハロウィンはイギリスが発祥、元々は秋の収穫を祝い、悪霊などを

追い出す宗教的な意味合いのある行事だったが、アメリカで

大きく意味合いが変節し、宗教的な意味合いは薄れてしまったし、

子供達がお菓子を貰い歩く、イベント的な意味合いになっている。


日本では、単なるお祭りイベントとなってしまっている。


“ポワロは面白い”☆☆☆

 

 

 

 

 

 

ポワロは面白い63 三幕の殺人「There Act Tragedy」


☆三幕の殺人「There Act Tragedy

(2010年制作、アシェレイ・ピアース監督、脚本:ニック・ディア、

♪:クリストファー・ガニング、撮影:ピーター・グリーンハル、

原作:アガサ。クリスティ

デビット・スーシェ、マーティン・ショウ、キンバリー・ニクソン、

ジェーン・アッシャー、アート・マリック、アナスタシア・ヒル、

ロナン・ヴィバート、ケイト・アッシュフィールド、

トム・ウィズダム、アンナ・カートレット)

   

ポワロの古くからの友人で引退した俳優、サー・C・カートライトの

別荘に招かれたポワロ、パーティーに集まった人々の中で、

パピントン牧師が突然倒れ死亡する。

 

飲んだお酒の中にも、毒物の痕跡はなく、現場にいたポワロも、

他殺の兆候はなく、突然死と結論付ける。

 

医師で療養所を営んでいるサー・ストレンジの開いたパーティー、

カクテルを飲んだ途端、ストレンジが死亡。

死亡記事の出た新聞をポワロに見せるカートライト、

カートライトが結婚したいと思っている若いエッグ・リットン嬢の存在、

クロスフィールド警視の捜査協力等の他にもさまざまな人物が登場する。

 

ポワロは、2件の死亡は同一犯による殺人事件と考え、

カートライトの要請を受け、調査を開始するという展開。

 

チャールズがリットン嬢と結婚に踏み切らない理由が、

事件を大きく左右するのだが、実はカートライトには、

精神を病んでいる妻がいたという設定。


その妻も送られてきたチョコレートを食べたことで死亡する。

掘り起こされた牧師の遺体からニコチンが検出され、

3人ともニコチンが死亡の原因と特定される。

 

二重婚の問題が、殺人の動機となっており、妻の居ることを

知っているストレンジの殺害こそカートライトの目的で、

リットン嬢との結婚を目論むカートライトが、執事に変装し、

ストレンジの飲み物にニコチンを入れて毒殺したものと判明する。

 

牧師の殺人は、実は相手は誰でも良く、ストレンジ殺害の

予行演習だったこと、犯行の目的から目を逸らすためだったことが、

ポワロによって究明される。

作品としては、複雑ではなく、ミステリーの味付けもほどほどで、

俳優という職業柄、変装には抵抗はなく変装した人物になりきるのも

お手の物で、ポワロを翻弄しようとして、逆にポワロに

トリックが見破られてしまうという作品。

 

カートライトに対抗するエッグの友人若いオリヴァが登場したり、

秘密を知っていそうな女性の劇作家等ストーリーを

膨らませては入るものの、作品全体は小粒な印象。

 

古くからの友人の犯行を暴くという、ちょっと切ないポワロだったが、

それなりに楽しめる作品となっている。

 

“ポワロは面白い”☆☆☆

 

ポワロは面白い62 複数の時計「The Clocks」

 ☆複数の時計「The Clocks

〈2009年制作、チャールズ・パーマー監督、

脚本:スチュワート・ナーコート、撮影:ピーター・グリーンハロウ、

音楽:クリストファー・ガニング、原作:アガサ・クリスティ

デビット・スーシェ、トム・パーク、ジェイム・ウィンストーン、

レスリー・シャープ、アンナ・マッセイ、フィル・ダニエルズ、

テッサ・ピーク・ジョーンズ、ジェイソン・ワトキンス、

スティーブン・ボクサー、シニード・キーナン、ビューティ・エドニ―)

 

ポワロは、オリヴァ夫人の原作を舞台化した演劇を見学、休憩中に、

ポワロの旧友レース大佐の息子コリンに会う。

聞けば、ドーバーから駆け付けてきたという。

 

コリンは、ドーバー海峡に面する英国の要塞の地下に拠点を構える

英国軍大尉だが、実態はM15に所属しており、海軍で機密漏洩事件が起こり、

コリンの恋人フィオナが、機密を盗んでいた女性アナベラを

追跡していたのだが、相手ともみ合い車に轢かれて亡くなっていた。

 

その時、コリンはフィオナから電話を貰っていたにも関わらず、

トランプベームに熱中しており、フィオナの話を良く聞いてあげなかったのである。

フィオナはメモ“M61”を残していたが、その意味は不明。

 

ドーバーのカベンディッシュ秘書紹介所に勤務するシーラ・ウェブは、

所長のマーティンディールから、ミス・ベブマーシュの家へ行く様に指示される。

知り合いでもなく、なぜ指名されたのか不明なまま、指定された住所を

訪れると、男が死んでおり、複数ある時計の時刻は、

すべて4時13分を指していた。

(被害者は身許不明)

 

住人のベブマーシュが帰宅するが、怖くなり表に飛び出したシーラは、

コリンにぶつかる。帰宅したベブマーシュ夫人は、目が不自由で、

電話した覚えもないし、シーラ・ウェブという名前には心当たりがないと

警察の調べに応える。

 

コリンは2つの事件に遭遇し、思いあまってポワロの元へやってきたという展開。

ドーバーで調査を始めたポワロは、ドーバー警察のハードカッスル警部と

意見の相違があるものの、コリンの上司副提督の協力も得、

捜査に協力していくことになる。

 

シーラ・ウェブの関わった事件とフィオナが死亡した事件は

どうつながるのか、この作品の面白さはそこにあり、全く背景の

異なる事件を描き、最後には見事に事件が解明されていくのが、

ニューシーズンになってからのポワロ作品である。

 

ドーバー海峡の景観が美しく、第2次世界大戦の要所だったことが

良く理解できる。

ドーバーでのロケーションを上手く作品に活かしている。

 

シーラが殺害現場に在った青い時計を持ち去った理由、

時計の針が4時13分を示していたわけは?

不明となった青い時計とナイフをシーラのバッグから見つけたコリンは、

シーラを警察へ通報、シーラは査問会で不利な状況となる。

 

しかし、査問会で証言を聞いていたシーラと同僚のノーラが、証言を

聞いた後に嘘をついていると叫んだことから、電話ボックスの中で殺害される。

(マーティンディールが、ベブマーシュ夫人宅から電話が来たという証言に

 反応する)

シーラには愛人がいて、その愛人のホテルの部屋番号が413だったこと、

元々時計はシーラの物だったこと等が判明、シーラは誰かの罠に

はまったことをポワロが明かし、シーラは拘束を解かれる。

 

スパイだったアナベルが盗んだ機密費料を持ち出す際に使用していた傘が、

マバットの家から発見され、ベブマ―シュとバベットがドイツのスパイ

として逮捕される。

フィオなの残したメモの意味が、逆さにすることで判明、ベブマーシュの

住む住所だったということである。

 

フィオナの無念は晴らされたが、シーラの容疑はまだ判明しないまま、

そんな中、警察が殺された男性の似顔絵を新聞に掲載したところ、

被害者の元妻と名乗る女性が現れるが、殺害されるという事件が起こる。

 

カナダの親類が残した遺産を相続したのだが、関係者とみられる男が

カナダからやってきたことで、遺産が減るのを危惧したブランド夫妻が

姉でシーラの上司マーティンディールと共謀し、カナダから来た男を殺害、

いつでもドアの空いているベブマーシュ夫人の自宅へ遺体を運んだものとわかる。

 

首謀者はマーティンディールで、ブランド夫婦が共謀したものと判明する。

釈放されたシーラの元へ、コリンが近付、もう一度やり直そうと

和解するシーンを見つめるポワロ。

 

最近のポワロ作品は、若い恋人が結ばれるシーンが多い。

 

“映画はみんな面白い”☆☆☆☆

ポワロは面白い61 死との約束「Appointment with Death」

 

☆死との約束「Appointment with Death

(2008年製作、アシュレイ・ピアース監督、

脚本:ガイ・アンドリュース、撮影:ピーター・グリーンハル、

音楽:クリストファー・ガニング、原作:

アガサ・クリスティ

デビット・スーシェ、ゾーイ・ボイル、ティム・ガリー、

シェリル・キャンベル、クリスティーナ・コール、エマ・カニフェ、

ポール・フリーマン、マーク・ゲイティス、ジョン・ハナ―、

エリザベス・マクガヴァン、クリスチャン・マッケイ、トム・ライリー)

 

1988年、ピーター・ユスティノフ主演で映画化された

・「死海殺人事件:Appointment With Death:88」

は原作を同じとするものの、内容は大幅に異なっており、

「名探偵ポワロ」の舞台はシリアの遺跡発掘現場となっている。

 

原作者アガサ・クリスティの旅行好きな一面が良く出ている作品で、

・「ナイルに死す」

・「メソポタミア殺人事件」

等と同列で、観光名所めぐり的な意味合いもある作品。

 

原作では、現ヨルダンのペトラ遺跡の旅行だったものが、

テレビドラマではシリアの遺跡発掘現場と変更されている。

(ヨルダンでのロケは、危険だったのか、許可が下りなかったのだろうか。)

ロケーションの地は、モロッコのカサブランカやエル・ジャディーダ等

で行われたと資料に書かれている。

 

登場人物も当然のように変更されるのが「名探偵ポワロ」シリーズだが、

ドラマはドラマとして面白ければいいので、多少の変更で

違和感はないし、却ってその方が分かり易い場合もある。

 

ボイントン一家が、遺跡発掘現場に勢ぞろい、ボイントン卿が

発掘を続けているのだが、その資金は妻のボイントン夫人から出ており、

イギリスの経済界でも有名なボイントン夫人の援助が無いと

何もできないというストーリー構成。

 

ボイントン卿、前妻の息子レナードはそんな父を哀れに思う反面、

義母へは反感を持っていた。

養子が3名(男1名、女2名)いて、ボイントン夫人に虐げられて育ち、

ボイントン夫人は幼い頃から彼女達を虐めては、

喜びを見出していたという異常性を強調した脚本となっている。

 

そんなボイントン夫人が、遺跡現場の屋上で日光浴の最中、殺害される。

ポワロを含め、多くは、「カスバ」の見学に出向いており、

犯人は誰だったのか、ポワロの“灰色の脳細胞”が働き始める。

 

ボイントン卿、ボイントンと前妻の息子レナード、養子のレイモンド、

キャロル、ジニー、アメリカ人のジェファーソン(実業家)、

修道女のアニエシェカ、医師のサラ、精神科医のデオドール、

旅行家のセリア、養子たちの乳母だったテイラー、

そしてカーバリ大佐が、現場にいる人たちで、ポワロはこの中に

犯人がいると、カーバリ大佐とそれぞれの目的を明かし、

犯人の特定に協力する。

 

カーバリ大佐は「奴隷商人」が絡む人身売買の調査に赴いており、

若い女性を狙う人間を特定するのが目的、現地警察を

呼んだカーバリ大佐に、ポワロは注射針の捜索をお願いする。

殺人事件の捜査の過程で、さまざまな事実が判明、

ボイントン家の内情が見えてくる。

 

発掘現場と言うクリスティお得意の遺跡現場シリーズで、

エキゾチックな景観が楽しめる作品となっており、

ポワロシリーズらしく、復讐に駆り立てる心情や薬物が

効果的に使われている。

 

結局は、人身売買を担っていたのは尼僧に化けていた

アニエシェカで、ジニーに近付きチャンスを狙っていたという

ストーリー、ジニーに殴打され傷付き、逃亡するもガソリンが切れ、

日差しの強い砂漠で倒れるシーンが描かれている。

 

テレビドラマや映画ではよく見る顔のジェラール医師役のジョン・ハナが、

ポイントとなる人物を演じ、その役柄から、犯人役だとわかって

しまうのだが、相変わらず特色ある演技を披露する。

 

ボイントン夫人を殺害したのは、実はジニーの母親で、

2歳の時に引き離されたセリア(エリザベス・マクガヴァン)と

ジェラール医師の犯行で、2人が共謀し、まずは首筋に薬物を打ち、

神経を麻痺させ、観光から帰ってきたセリアが、ナイフで

腹を深く刺したもので、犯行はポワロの目前で行われたことになる。

(巧妙な偽装工作も行われる)

 

ポワロに犯行を暴かれた2人は、薬物を自ら投与し、自殺を遂げると

いうストーリー。

ポワロは、ジニーにパンドラの箱を開けた時に放たれたのは、

“希望の光”であると伝え、ジニーに別れを告げる。

 

非常に面白い作品だったが、小さな子供達を虐げるというテーマが、

殺人の動機の一つになっているのだが、子供達を折檻する場面、

やはり見ていて印象が良くない。

そこを除いては文句のない作品で、ポワロシリーズらしい

異国情緒満点の景観が楽しめる。

 

“ポワロは面白い”☆☆☆☆☆