2020年12月19日土曜日

ポワロは面白い38イタリア貴族殺害事件「The Adventure of the Italian Nobleman」

 

☆イタリア貴族殺害事件「The Adventure of the Italian Nobleman

(1993年制作、ブライアン・フォーナム監督、

脚本:クライブ・エクストン、撮影:ノーマン・ラングレー、

音楽:クリストファー・ガニング、原作:アガサ・クリスティー

デビット・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、

ポーリン・モラン、レオナルド・プレストン、アンナ・モゾッティ、

デビット・ニール、ビンチェンツォ・リコッタ、シドニー・カーン、

アルベルト・ジャネリ)



名探偵ポワロシリーズは、1930年代のヨーロッパの名車が、

沢山出てくるのがとても楽しみである。

詳しい車種とかは詳しくないが、デザインを見ているだけでも楽しい。

 

燃費を最新の技術で効率化し、デザインはそのままで売り出したら、

さまざまな難しい問題はあるのだろうが、人気を呼ぶと思うのだが、、、。

 

今作では、ヘイスティングスが購入する新車がポイントとなるのが、

面白いし、ミス・レモンのボーイ・フレンドに名乗りを上げたかに見えた、

グレイブスが登場し事件の犯人という重要な役を演じている。

 

マフィア以前からあるというイタリアの秘密結社マスナーダと

いう組織が登場する作品で、思わせ振りな人物が登場、

イタリア大使館が事件に絡んでいるような筋立てで、

遊び心に溢れた作品となっている。

 

グレイブスが使えるファスカディーニ伯爵が殺される。

伯爵を訪れた客がいて、その間グレイブスは外出していたということで、

食事も2人前注文され、きれいに食べた痕跡も残されていた、

イタリア大使館や犯罪組織マスナーダの関与が疑われるのだが、、、、、。

 

反ファシスト活動家の大事な書類を巡り、脅迫を受け支払った

大金を巡り、貴族の召使が一獲千金を狙って企んだ策略を

ポワロが暴く作品となっている。


ポワロは、さまざまな謎を解明し最後はグレイブスが犯人だった

ことを突き止め、犯人逮捕に至るチェイスシーン迄サービス、グレイブスには

妻がいること、グレイブスを追っかけてヘイスティングスが車を追跡、

カーチェイスの末、新型車をグレイブスへぶつけて停車させる。

実はヘイスティングスが乗車した車は、ヘイスティングスが購入した車で

反ファシスト活動家が経営する販売会社がヘイスティングスに納車する、

新車だったという落ちで、憤慨するヘイスティングスが描かれる。

 

ミス・レモンへグレイブスが殺人事件の犯人だったことを告げる役は、

ポワロが担おうとするのだが、あいつはとんでもない男だと、

ミス・レモンから切り出し、ポワロの気遣いは取り越し苦労に

終わるという作品。

 

いつ見ても思うのだが、登場するクラシック・カーが素晴らしい。

 

“ポワロは面白い”☆☆☆☆☆

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