☆スペイン櫃の秘密「The
Mystery of the Spanish Chest」
(1992年制作、アンドリュー・グリープ監督、脚本:アンソニー・ホロウィッツ、
原作:アガサ・クリスティー
デヴィット・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、
ジョン・マッキネリー)
劇中、ダンスは苦手と言いながらチャールストンを軽快なステップで
踊るポワロが描かれている、資料によるとデヴィット・スーシェ本人が
踊っているとのことで、ポワロの意外な一面を見せている。
秘書のミス・レモンは休暇中でいないということで、出演場面はない。
ポワロとヘイスティングスは劇場で「リゴレット」を鑑賞、その劇場で、
知人のレディ・チャタートンと出会い、彼女の自宅へ出かけると
夫の嫉妬により、友人のクレイトン夫人が、夫に殺されるのでは
ないかと相談を受けていると伝え聞く。
パーティーに招待されたポワロは、ジョン・リッチ少佐、カーチス大佐、
マーゲリート等と出会う。
マーゲリートの夫、エドワードは出張しているという構成、
実は妻とリッチ少佐の中を疑っており、リッチ少佐の家の櫃に隠れて、
妻との不倫の事実を掴もうとしていたのだが、翌日櫃の中で目を
突きさされた悲惨な死体で発見される。
ポワロもそのパーティーに出席していたことから、名誉挽回とばかりに、
ポワロが捜査に乗り出すのだが、ジャップ警部はリッチ少佐を
容疑者として逮捕する。
調査を進める内に、マーゲリートを他にも慕う男性がおり、
些細なことでサーベルによる決闘をしていたことを突き止める。
ポワロは犯人をおびき出すため、ジャップ警部に一芝居打つように頼み、
マーゲリートの逮捕を依頼、リッチ少佐は釈放される。
案の定、マーゲリートは犯人ではないとポワロに電話があり、
クラブの体育館に呼び出される。
待っていたのはカーチス大佐で、マーゲリートに横恋慕していて、
マ-ゲリートから、エドワードがリッチ少佐との関係を疑っている
との告白を聞き、エドワードを殺害しリッチを犯人にしたてて、
邪魔者を排除しようと計画したことがポワロによって暴かれる。
カーチス大佐の剣先に怯えるポワロ、そこに登場する正義の剣士
リッチ少佐、2人の戦いでリッチ少佐が勝利し、晴れて犯人は
捕まるというストーリー。
ポワロが軽快にチャールストンを踊るシーンや、ヘイスティングスに
これからは“謙虚”に生きると宣言する等、意外な一面を見せる
作品で楽しめる。
“ポワロは面白い”☆☆☆☆
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