☆プリマス行き急行列車「The
Plymouth Express」
(1991年制作、アンドリュー・ピディントン監督、脚本:ロッド・ピ-チャム、原作:アガサ・クリスティー
デビット・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ジョン・ストーン
オーストラリア出身の資産家で鉱山会社会長のハリディは、一人娘のフローレンスを
溺愛しており、別れた夫は競馬ギャンブルの負けが重なり、ノミ屋から
催促されていることから、妻フローレンスに借りようと依頼に来るが、
ハリディはけんもほろろに帰れと罵倒、フローレンスも二度と会わないと
冷たく追い返す。
その反面、うさんくさい自称伯爵の詐欺師ロシュフォールが接触しようと画策する。
そんな娘を心配した父親ハリディは、娘に近付く2人の男を調査し、
娘に近付けないようポワロに依頼する。
一度は断ったポワロだが、父親の娘の想いを察し引き受けることになるという事件。
フローレンスはメイドを伴い、プリマス行の列車に乗り込むのだが、
途中殺害されて発見される。
勿論宝石のケースは紛失していたところで、再度ポワロの灰色の脳細胞の出番となる。
ジャップ警部が捜査を担当、ジャップ警部はロシュフォールを、
ヘイスティングスは別れた夫ルパートを追いかけるが、決定的な犯行を
証明する証拠は見つからない。
ポワロはミス・レモンのファイルから、事件の糸口を見つけ、
宝石泥棒マッケンジーと結託したメイド、ジェーン・メイソンの犯行で
あることを証明する。
フローレンス殺害後、犯行時刻を偽装するため、フローレンスが生きていたように
小細工をするという用意周到さだったが、逆にウローレンスに変装した
ジェーンが着込んだコートが決定的な証拠となる。
ポワロの灰色の脳細胞が活躍する佳作で、ポワロには列車が良く似合う。
“ポワロは面白い”☆☆☆☆
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