2021年8月25日水曜日

ポワロは面白い60 第三の女「Third Girl」

 

☆第三の女「Third Girl」

(2008年製作、ダン・リード監督、脚本:ピーター・フラナリー、

撮影:ポール・ボンド、音楽:クリストファー・ガニング、

原作:アガサ・クリスティ

デビット・スーシェ、ゾーイ・ワナメーカー、ジェームズ・ウィルビー、

ジェミマ・ルーパー、ピーター・ボールズ、ルーシー・リーマン、ティム・スターン)

  

 

オリヴィエ夫人の紹介で、ポワロを訪ねてノーマ・レスタリックが、

殺人を犯したかもしれないと訪ねてくる。しかし、イメージしていた

探偵像と違ったのか、ポワロに対し「まるで化石」という言葉を残し、

事件については何も告げずに立ち去ってしまう。

 

その後、ノーマが他の女性とシェアして住むアパートに住む

ノーマの乳母シーグラム夫人が死体で発見される。

ノーマにポワロを信じてと告げるものの、ノーマ自ら自分が殺したかも

しれないと名乗り出たことで、スコットランドヤードの

ネルソン警部補に連行される。

 

ノーマには、幼いころ浴槽で母親が自殺したのを発見したというトラウマがあり、

父親とも幼いころに別れているという過去を持っていた。

しかし、ノーマが相続した莫大な遺産を巡って、様々な人物が登場する。

 

ノーマに残された大邸宅クロスヘッジの管理人として登場するのは、

ノーマの大叔父で、目の不自由なロデリック卿と娘の様な若い秘書ソニア、

ノーマの父アンドリュー・レスタリックが、20年振りに南アフリカから帰国し、

ノーマのルームメイト、クローディアを秘書に雇っているという設定。

 

同じくルームメイトの女優フランシスは、ノーマが思いを寄せる

画家デビットの絵のモデルとなり、デビットをノーマから奪おうと

しているという展開。

 

さまざまなエピソードの後に、ポワロはノーマの元家庭教師バタスビーとの

会話から、ノーマが死亡する場合、莫大な遺産の半分は、父に渡り、

邸宅クロスヘッジは、管理しているロデリック卿へと与えられることを知る。

 

また、シーグラム夫人の住むアパートの持ち主であるレスタリック工業の

社長として復帰したアンドリューの顔を知っている唯一の人物でもあった

シーグラム夫人が、亡くなっていることもあり、ノーマの父親の実像を

知る人物が誰もいないという状況なのだが、画家のデビットとの会話から、

デビットガレスタリック家の写真を探していることを知る。

 

釈放されたノーマは、アンドリューに対し、“あなたは誰?”と問いかける。

違和感を感ずるポワロ、結局、アンドリューは南アフリカで1年前に

亡くなっていることがネルソン警部の調査で解り、アンドリューの

友人ロバート・オーウェルが本人に成りすまし、偽物であることが判明する。

 

真実を解き明かすポワロによって、ルームメイトのフランシスが

実は死亡しているアンドリューと元家庭教師のバタスビーとの間に

出来た子供であることが判明し、ノーマとは異母妹となり、

実は遺産の相続人が他にもいたという事実が明かされる。

 

20年振りに英国へ戻ってきたアンドリューを出迎えた、

バタスビー夫人は、本人ではないことを知り、フランシスに

そのことを告げており、事実を知るシーグラム夫人を闇に葬ることで

財産を奪い取るために、フランシスとオーウェルは共謀していた

という事実をポワロが解明する。

 

実行犯はフランシスで、オーウェルはその片棒を担ぎ、会社を整理し

その売却金も得ようとしていたのである。

フランシスの動機は、あくまでも遺産相続に絡む金で、その上、

20年前に母と自分を捨てたアンドリューへの復讐心だった。

 

ノーマを心配し、陰で守ろうとしていたデビットの愛を信じ、

腕の中に飛び込むノーマ、それを見つめるポワロ、目から涙が、、、、、。

ポワロでも溶けない謎、それは愛である とオリヴァー夫人に

話すポワロのシーンでエンディング。

 

入り組んだストーリー、室内劇を見るような展開、これもポワロの魅力だろう

“ポワロは面白い”☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

ポワロは面白い59 鳩のなかの猫「Cat Among The Pigeons」

 ☆鳩のなかの猫「Cat Among The Pigeons」

(2008年制作、ジェームズ・ケント監督、脚本:マーク・ゲイティス

撮影:シンダース・フォーショウ、音楽:クリストファー・ガニング

デビット・スーシェ、ハリエット・ウォルター、ナターシャ・リトル、

アダム・クローズデル、ピッパ・ヘイウッド、キャロル・マクレディ、

ジェーン・ハウ、アダム・アピントン、クレア・スキナー)

 

英国一と評判の名門女子高メドウバンク学園に来賓として招かれたポワロ。

祝辞を述べた後、引退を考えるメドウバンク学園のバルストロード校長の依頼で、

学園に滞在し、後継者選びに協力することになる。

 

学園には、中東のラマット王国の王子アリの婚約者シャイスタ王女も入学しており、

革命軍が隠された宝石を探しているというエピソードも

殺人事件と並行して描かれる。果たして殺人事件と、どのように関係しているのか。

 

体育教師グレース・スプリンガ—が深夜の体育館で殺害される。

発見するのは、寮母のジョンスンと校長のサポート役として学校経営に

尽力してきたレディス・チャドウィックの2名。

 

槍投げの槍を刺された状態での殺害は、残忍さと冷酷さを感じさせ、

ケルシー警部と捜査を進めるポワロは、事件の背景を探っていく。

中東の王女シャイスタ誘拐事件が判明するが、ポワロは悠然と構え

誘拐事件には、慌てる様子が無く、ケルシー警部も

その意図を図りかねている。

 

実はポワロはシャイスタ王女の膝頭から 偽物との疑いを抱き、

車で出かける場面に遭遇し、乗車した車のナンバーを調べさせていたのである。

15歳の女性の膝頭と25歳の女性の膝頭の違いが、後でポワロが解説する。

 

学園には英国秘密情報部のアダムが庭師として潜入しており、シャイスタ王女の

周辺を監視している状況、最近雇用された校長秘書のアン・シャプランドにも

何か秘密がありそうで、英語教師、フランス語教師、ダンス講師等

挙動不審な人物が描かれてゆく。

 

そんな中、校長は学園の跡継ぎとしてリッチ先生を考えていたことで、

チャドウィックは、過去の努力を否定されたと感じ、激しく憤りその勢いのまま、

リッチ先生の頭部を殴りケガをさせるが、あくまでも自らが発見したこととし、

警察に連絡する。

 

ラマット王国の隠されたルビーは、生徒のテニスラケットに隠されていることが判明、

入学していたラマット国のシャイスタ王女はクラブ勤めのホステスだったことが、

ポワロによって暴かれる。

15歳の女性の膝頭と25歳の女性の膝頭の違いが、このエピソードで説明される。

 

またしても、先生が殺害される。殺人を目撃した先生が犯人を脅迫し、

お金を要求したことが殺害の動機となる。

犯人は実は元諜報員で、亡くなったと思われていたのが、実は生きていたと

いうことが、生徒のジュリアの母親アップジョン夫人によって目撃される。

アップジョン夫人は過去に情報部に勤務しており、犯人は亡くなったと

知らされていた。

 

犯人は秘書として雇用されたアンで、ラマット王国で王子の友人と関係があり、

宝石を隠す場面を目撃しており、ラケットに隠されたルビーを

学園で探すという目的があった。

その現場を、体育教師に目撃され、そして別の先生に脅迫されたために、

2人を殺したものと判明する。

 

リッチ先生を殴りつけたチャドウィック先生は、アンに撃たれ、

見守る校長に、馬鹿なことをしたと悔やみ、謝罪した上で亡くなってゆく。

リッチ先生に、もう一度英国一の学園にしようとリッチ先生に協力を

校長が求めた後に、ポワロはルビーの宝石をラケットから見つけたジュリアに、

ルビーの石を一個与え御礼を述べ、ポワロを乗せ車で去って行く

シーンでエンディングとなる。

 

題名の鳩は、生徒のこと、殺人犯のアンが猫と考えられるが、

非常にユニークな題名で、面白い作品だった。

 

“ポワロは面白い”☆☆☆☆☆

 

2021年8月22日日曜日

ポワロは面白い58 マギンティ夫人は死んだ「MrsMaGinty’s Dead」

 ☆マギンティ夫人は死んだ「MrsMaGinty’s Dead」

(2008年制作、アシュレイ・ピアース監督、脚本:ニック・ディア、

撮影:アラン・アーマンド、音楽;クリストファー・ガニング、

原作:アガサ・クリスティ

デビット・スーシェ、ゾーイ・ワナメーカー、ポール・リース、

ジョー・アプソロム、サイモン・シェパード、、キャサリン・ラッセル、

リチャード・リンダーン、サラ・スマート)

 

掃除婦マギンティ夫人が殺害され、間借人ベントリーが逮捕される。

裁判でも有罪となり、死刑を待つというオープニングでスタートする。


逮捕したロンドン警視庁スペンス警視は、逮捕したものの、ベントリーの

有罪には疑問を持ち、ポワロに再捜査を依頼する。

スペンス警視、小説家オリヴァー、ポワロの専属執事ジョージが再出演している。

スペンス警視はこの作品以降、出演はなくなるが、原作ではその後も登場している。

オリヴァー、ジョージは、準レギュラーとして度々登場するようになる。

 

ポワロは再調査の為、ブロードヒニー村へ向かい、日本で言う民宿の様な場所に、

下宿滞在することになり、苦手な犬や清潔感のない住まい、すきま風の

入りこむ部屋に悩まされ、しかめっ面をするのが度々描かれる。

(ポワロはサービスの行き届いた高級ホテルが好き)

 

殺害されたマギンティ婦人が掃除婦として働いていたサマーヘイズ夫婦、

アップワード夫婦、レンデル医師夫婦、カーペンター夫婦、その他

マギンティ婦人の姪夫婦、劇作家ロビン・アップワードと

ロビンの母親ローラ・アップワード等の登場人物が、殺人事件を

巡ってミステリーが繰り広げられる。

 

過去にイギリスを去っていった殺人犯の子供が、この事件の解決に

繋がっていくのだが、入り組んだ人物像をひも解くことになる写真、

最初の殺人に使われたシュガー・ハンマーをどのように入手したのか等

偽装や成りすまし等の犯行隠しに翻弄されるが、関係する人物から聞く話と

さまざまな資料を調査することで、事件の本質に迫るポワロが描かれる。

 

安楽死を暴きに来たと誤解する医師の妻にホームで背中から押され、

列車に轢かれそうになったり、快適ではない滞在を強いられ、

議員の夫に煙たがられたり、駅から滞在先まで悪路を歩いたりと

今作のポワロは、さまざま悲惨な目に合う。

 

全体的には、解りづらい脚本で、前作の出来が良かっただけに、

ちょっと残念な印象だったし、犯人の人物像に魅力が無かった。

 

“ポワロは面白い”☆☆☆☆

ポワロは面白い57 満潮に乗って「Taken at the Food」

 

☆満潮に乗って「Taken at the Food」

(2006年制作、アンディ・ウィルソン監督、脚本:ガイ・アンドルーズ

撮影:スーエ・ギブソン、♪:クリストフー・ガニング

デビット・スーシェ、エリオット・カウアン、エバ・バーシッスル、

アマンダ・ダウジ、パトリック・パラディ、リチャード・ソープ、

ジェニー・アガタ)

 

資産家ゴードン・クローブの館に集まる親族たち、そんな親族が

クロード邸に入ろうとした矢先、ガス爆発事故が起き、

クロード家の家主や従業員は全員死亡、爆発の中から、ゴードンの

新妻ロザリーンとロザリーンの兄ハンターが奇跡的に生還する

という前日談が描かれる。

 

ポワロが知っているゴードンの妹の娘リンが、アフリカから帰国する。

リンは、ゴードンの甥ローリーとの婚約が決まっていたが、

彼女本人の望む結婚ではないという背景が事件に影を落とす。

 

ゴードンの新妻を見た事の無かった親戚一同は、それまで、

ゴードン・クロードから支援を受け生活に不安はなかったのだが、

ロザリーンの兄ハンターによって、資産が厳しく管理され、

親族にも援助をしなくなったことで、親族からは辛辣な言葉が

浴びせられ、ロザリーンには脅迫めいた電話がかかってくる。

 

ロザリーンの前の夫で、アンダーヘイの所在を知っているという男が登場、

ロザリーンとハンターを強請る。アンダーヘイが生存していると

ロザリーンが二重婚となり、遺産の相続が認められないことになる。

慌てる2人は脅迫された金額を支払う工作をするのだが、、、、。

 

ポワロが滞在するホテルスタッグ・インに旅装を説いた男は、

翌朝、朝食を運んだ店主ピアトリス夫人によって死体が発見される。

 

強請られたハンターとロザリーンが警察の聴取を受けるが、ロザリーンは

ロンドンに滞在、ハンターも7時過ぎの列車に乗るまでは、

ローリーの婚約者でポワロを良く知るリンと会っていたことが判明し、

ハンターは釈放される。


さまざまな推理が為され、ハンターの疑惑は深まるが、確証がない中、

ポワロはロンドン警視庁にある問い合わせを依頼、ポワロが苦手な

スタッグ・インの滞在客レドベター夫人から男の部屋から出てきた女性を

見たと聞く。

 

からくりが解けたポワロは、事件関係者をスタッグ・インのパブに集め、

スタッグ・インの男性客殺人は、ゴードンの妹アデーラが依頼した実の兄が、

成りすました男で、その事実を知ったローリーに殴られ、暖炉の角に頭を

ぶつけ死亡したことがポワロによって暴かれる。

 

審問会で証言したジェームズ・ポーター少佐は、亡くなった男が

アンダーヘイだと嘘の証言をしたことを悔いて自殺する。

証言を依頼したのは、ローリーだったことも判明するが、その2件は

いずれも偶発的な事件で、これから説明する事件程残酷で

冷酷な殺人はないと、事件の概要を説明する。

 

ロンドンでの爆発事故の真相は驚きべきもので、ダイナマイトを仕掛けて

ハンターは、資産家のゴードンと結婚した妹ロザリーンを妬み、

メイドだった女性をロザリーンにしたて、誰もロザリーンを

知らないことを利用し、全員死亡したのをいいことに、

成りすましていたこと、ロザリーンはヘロイン中毒で、ハンターが

薬を管理しており、従うしかなかったことなどが明かされる。

 

そして、スタッグ・インの殺害も実はロンドンには行ってなく、

犯行時間を誤魔化すために、女性に変装し、殺害された男が実際よりも、

もっと遅く殺された工作をしていたことも、ポワロによって暴かれる。

 

一時的にはハンターを愛したと信じたリンだったが、計画に利用された

だけとようやくきずき、再びアフリカへと旅立っていく。

大好きな手紙を書いてねと、依頼されたポワロは、朝食のゆで卵を2個、

テーブルの前において、にっこり微笑む場面でエンディングとなる。

 

非常にポワロらしい、複雑なストーリーで、とても面白かった。

ミステリーらしい作品で、ハンターを演ずる俳優のオーバーな

演技がちょっと鼻に付いたが、良い出来だったのではないだろうか。


スタッグ・インの店主や滞在客の女性がユーモアを付け加え、

茶目っ気たっぷりのポワロも楽しそうである。

この作品で、ポワロの執事ジョージが(デヴィット・イエランド)が、

初出演となるのも注目である。

スペンス警視役のリチャード・ホープも、この後の作品でも同じ役で登場する。

 

“ポワロは面白い”☆☆☆☆

 

ポワロは面白い56 ひらいたトランプ「Cards on the Table」

 

☆ひらいたトランプ「Cards on the Table」

(2005年制作、セアラ・ハーディング監督、脚本:ニック・ディア、

撮影;デビット・マーシュ、♪:クリストファー・ガニング、

原作:アガサ・クリスティ、

デビット・スーシェ、ゾーイ・ワナメーカー、アレキサンダー・シディグ、

アレックス・ジェニングス、レズリー・マンビル、ジェニー・オギルビィ)

 

 推理小説作家ミセス・アドリアニ・オリヴァ―が、初めて登場する作品。

 

オリヴァーの小説の主人公は、フィンランド人探偵スヴェン・ハンセンで、

ポワロを投影させているとも言われ、オリヴァーのキャラクターには、

クリスティ自身がキャラクターに投影されていると言われている。

 

オリヴァーはポワロシリーズの後期に頻繁に登場する(5作品)キャラクターで、

ポワロの相棒的な役割を演じている。

またこの作品では、ホワイトヘブンマンションが再び登場、

別の部屋へ移ったという設定となっている。

(作品によっては執事のジョージが登場する)

以前の内装とは全く別となっており、セットも新しくなっている。

 

この作品は、犯罪を調査し推理する探偵役4人、過去に殺人行為を行いながら

摘発されていない4人が集まったパーティーで、主催者のシャイタナが、

殺害されるという物語。

 

探偵役は、ポワロ、ロンドン警視庁のウィラー警視、女流推理作家オリヴァ夫人、

情報部員ヒューズ大佐、過去に殺人が摘発されていない招待客は、

デスパード少佐(友人を銃で撃つ)、アン・メレディス(雇い牛を薬物で)、

ロリマー夫人(夫殺し)、ロバーツ医師(薬の投与で妻を殺害)の4人、

ブリッジを楽しむ人たちの横にあるソファで練っていたシャタイナが

刺殺されているのが発見される。

 

捜査にあたったポワロは、シャタイナは殺されることを予期し、

どのように殺害されるか、そして探偵4人が、どう暴くのかを楽しみに

していたような内容に、シャイタナのポワロへの挑戦と受け止め、

真相解明に乗り出す。

 

シャイタナの心理が観客には、伝わりづらかったように感じられる作品で、

謎解きも、ブリッジの点数評価ら読みととれる各自の心理を読み取り、

ブリッジをしていた際のそれぞれの行動を聞き取りしながら、真相に迫ってゆく。

 

シャタイナが何者なのかが、分かりづらく、殺人の動機も良く理解できなかった。

アンとローダの諍いやアンとロリマーの不幸な出来事による親子関係等

さまざまエピソードが殺人事件との関連で描かれてゆくのは、

このシリーズの特徴である。

 

ロケーション撮影やグリーン・スクリーンでの撮影の後のCG処理等で

1930年代の雰囲気を演出してゆくポワロシリーズは、新・シリーズに

なりより画面が鮮明になり、鮮やかになっっている。

緑は濃く、花々は美しく、対象物と周囲の景観バランスが観客に映えている。

 

写真の趣味のあるシャタイナに、ある秘密を握られたジョン・ロバーツ医師は

医師免許剥奪を恐れる、何と捜査する側のウィーラー警視も

ポワロに疑われる、その秘密とは、、、。

 

シャイタナの仕掛ける殺人ゲーム、挑戦を受けて立つポワロと言う図式の今作は、

新たなポワロの相棒の登場、異色の被害者と目新しさは会ったものの、

クリスティ得意の遺産相続や一族のどろどろした葛藤などは描かれず、

ちょっと期待外れ感が強かった。

 

メイキング映像を見ているとポワロシリーズに出演する俳優の多くは、

人気番組故に非常に光栄に思っており、嬉々として出演していることが良く解る。

撮影地の責任者、ロケーション・マネージャー、撮影全般の管理や調達全般を

仕切るプロダクション・マネージャー等がドラマ撮影の影の力持ちだと

いうことが良く理解できる。

 

ポワロのデビット・スーシェはポワロ役では声を一段高くし、

歩き方も原作により忠実に、顔のメイクにも長時間を要している。

代役を使いリハーサル、その間セリフの暗記やイメージを膨らませる俳優達、

出番を終えて撮影地を離れる俳優、スタジオ撮影だけでロケに参加できない俳優達、

次の撮影の準備を進めるスタッフや俳優達と人気連続ドラマ 

の制作の裏側にはさまざまなドラマが潜んでいる。

 

“ポワロは面白い”☆☆☆☆