2020年7月25日土曜日

ポワロは面白い19/西洋の星の盗難事件「The Adventure of the Western Star」


☆西洋の星の盗難事件「The Adventure of the Western Star
(1991年制作、リチャード・スペンス監督、脚本:クライブ・エクストン
原作:アガサ・クリスティー
(デビット・スーシェ、ヒュー・グラント、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ロザリンド・ベネット)

追憶のポアロ『西洋の星盗難事件』~楽しませてくれるヘイスティングズ ... 名探偵ポワロ「西洋の星の盗難事件」』 1990年イギリス | じゅうのblog ... 名探偵ポワロ「西洋の星の盗難事件」』 1990年イギリス | じゅうのblog ...
   
ポワロの出身地、ベルギー出身の国際的な映画スター、マリー・マーベルが
ポワロの事務所を訪ねるということで、大ファンのポワロが,
テーブルに花を飾ったり、ケーキを用意したり右往左往する様子が
冒頭描かれる。

残念ながら、宿泊するホテルに来てくれとの連絡で、嬉々としてマーベル嬢を
訪ねるポワロ、所有するダイヤモンド西洋の星を盗むとの脅迫状が
届いていたことで、ポワロに相談する。

西洋の星には対になるダイヤモンド東洋の星があり、所持するヤードリー夫人が
ポワロの事務所を訪れる。2つの星が実は同じものだったというからくりなのだが、
それぞれ事情があり、マーベル嬢の夫ロルフが事件の背後で暗躍していたことを
ポワロが見破るという物語。

架空の中国人の存在や、マーベルの夫ロルフの暗躍、謎の宝石商の存在など
ストーリーは複雑だが、一つの宝石を巡っての脚本は良く練って有、
原作とは登場人物や背景など違っている場面はあるものの、
美人女優の為に活躍するポワロが描かれている。

ヘイスティングスは、ベルギーの女優には興味はなく、ポワロを落胆させたり、
ポワロの手作り料理をメモを取りながら食べたりと相変わらずのペースで、
いらいらするポワロが、ヘイスティングスをしかりつける場面等ユーモアも満載。

特に、理髪店でもみあげについて理髪師に講釈を述べた後、
協力して左右同じ長さにするため、協力しようと述べるあたりは、
洒落男のポワロ、面目躍如である。

“ポワロは面白い”☆☆☆

0 件のコメント:

コメントを投稿