2020年7月22日水曜日

ポワロは面白い15/ダベンハイム失そう事件「The Disappearance of Mr,Davenheim」


☆ダベンハイム失そう事
(1991年制作、アンドリュー・グリープ監督、脚本:デビッド・レンウィック、原作:アガサ・クリスティー
デビット・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、メル・マーティン)

 名探偵ポアロ(ダベンハイム失踪事件)1991 | YOSHI DESIGN 名探偵ポアロ(ダベンハイム失踪事件)1991 | YOSHI DESIGN 名探偵ポアロ(ダベンハイム失踪事件)1991 | YOSHI DESIGN

ポワロが、著名な銀行家が霧に紛れ突然消えた事件で、事件が解決できるかどうか、
ジャップ警部と5ポンドを賭けるという物語。灰色の脳細胞を駆使して、
ポワロは見事、事件の真相を突き止められるか?

仕事上の宿敵、ロウエンと自宅で待ち合わせしていたダベンハイムは、出かける用事の
ついでに、駅へ出迎えると妻に告げ外出する。
外は濃い霧で、ロウエンはダベンハイムとすれ違わなかったと自宅を訪ねてくるものの、待ちぼうけと言う仕打ちを受け、怒って帰ってしまうというのが今回の事件の発端である。

事務所兼マンションで、出かけることなく事件の解決が条件のポワロは、ヘイスティングスが調査を担当、ジャップ警部からは捜査情況の報告を受けるという条件をジャップ警部に要求。
灰色の脳細胞だけで勝負するポワロは余裕綽々で、ヘイスティングスの調査や報告から、事件の真相を導き出すという作品で、なかなか脚本が凝っている。

マジックを3人(ジャップ、ヘイスティングス)で見学しているシーンがあり、舞台上でさなぎに扮した女性が一瞬の内に消えるシーンにポワロ流の解釈を述べている場面があり、物語の失そう事件と関係づけていると思ったのだが、単なる前振りだったようだ。
事務所兼自宅のマンションにこもりっきりのポワロは、さまざまなマジックにトライ、
非凡なところを見せるのが楽しい。

調査や聞き込み担当のヘイスティングスは、関係者からの聞き取りで、塗りたてのペンキ椅子に座ったり、鳥の餌をつまんでしまったり、世界で最初に作られた自動車レース場で、レース用自動車に乗車出来るかと思ったら人違いで所有者に怒鳴られたりと散々な目に遭いそのたびに目を丸くする表情が面白い。

ダベンハイムが外出した際の服装が、水中から発見されたり、浮浪者が刑務所で捕まり
怪しげだったりと、ポワロの推理が冴えわたり、浮浪者が実はダベンハイムの変装だったこと、資金難の銀行の経営が思わしくなく、宝石を購入し資金を確保していたという事実も判明し、自宅からの宝石盗難もダベンハイムの仕業だったことがわかり、事件は解決するという作品。

テレビ画面には、思わせ振りなダベンハイム夫人のアップが多用され、事件の背後には夫人が関与しているのかと思わせ振りな演出。
ポワロに友人が預けるオウムもご愛敬である。

“ポワロは面白い”☆☆☆
   


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